どうも!パイセンです。
今回はコマンドで強いモンスターを簡単に自作する方法を紹介します。
ぜひ自分だけのオリジナルモンスターを作って、戦ってみてはいかがでしょうか?!
Java版のみ対応
今回紹介する方法はJava版のみで可能で、残念ですがBE(スマホ・Win10・switchなど)ではできません。
早くBEでもコマンドでデータタグをいじれるようにしてほしいなー・・・。
『MCStacker』を使うとカンタン
今回はコマンドジェネレーターの『MCStacker』を使ってモンスターを自作します。
これがめちゃくちゃ便利なので、コマンドにちょっとでも興味ある方は使い方を覚えておくといいですよ!
敵MOBの作り方
ではこのMCStackerを使って敵MOBを作ってみます。
やり方はとても簡単で、いくつかの項目に数値を入れるだけです。
MCStackerにアクセス
まずはMCStackerにアクセスしましょう。
そしてページ上部にある『/summon』をクリックしましょう。
summonのページはこのようになっており、自作モンスターを作る上でよく使う項目を1から順番に解説していきます。
1.敵の種類を設定
まずはEntityの項目から作る予定の敵の種類を選びましょう。名前が英語なので、分からない方は下をクリックしてください。
ゾンビ | zombie |
スケルトン | skeleton |
クリーパー | creeper |
クモ | spider |
エンダーマン | enderman |
洞窟グモ | cave_spider |
スライム | slime |
ウィッチ | witch |
シルバーフィッシュ | silverfish |
ストレイ | stray |
ハスク | husk |
エンダーマイト | endermite |
ガーディアン | guardian |
エルダーガーディアン | elder_guardian |
ゾンビピッグマン | zombie_pigman |
マグマキューブ | magma_cube |
ガスト | ghast |
ブレイズ | blaze |
ウィザースケルトン | wither_skeleton |
シュルカー | shulker |
ドラウンド | drowned |
もちろん、ブタやウシなどの動物はプレイヤーを攻撃しないのであまり意味はないです(動物自体を敵対させる方法もなかったはず)。
今回はゾンビを選択します。
2.名前の設定
種類を設定したら、次に名前を設定しましょう。
もちろん絶対に必要というわけではありませんが、名前を決めたほうが特別感が生まれてきませんか?
CustomNameの項目で名前を設定できます。
textのEnter Textの部分をクリックし、名前を入力しましょう。日本語でも何でもOKです。
また、colorで文字の色を変更することもできます。
bold(太字)、italic(斜字)、underlined(下線)、strikethrough(打ち消し線)、obfuscated(難読化)の設定も必要ならしておきましょう。
また、その下にある『CustomNameVisible』は名前の表示・非表示を設定できます。
『unset』だと、そのモンスターの方向へ向いたときのみ表示され、Trueの場合は常時名前が表示されます。Falseだと表示されません。
Section(区間)を使えば複数の色を組み合わせることも可能です。
右の「+(プラス)マーク」を押し、文字を入力して色を変えてみましょう。
すると途中から文字の色が変わっているはずです。
「←(左矢印)」や「→(右矢印)」を使って文字の区間を移動し、「×(バツ印)」をクリックすると区間を削除することができます。
一番右にある矢印をクリックすると、区間を入れ替えることができます。
下の黄色い枠にプレビューが表示されるので、そこを見ながら調整しましょう。
3.デスポーンの有無の設定
次はPersistenceRequiredの項目を設定します。
これはデスポーンの有無を決める項目で、特に設定していない場合はプレイヤーが遠くへ離れると消えてしまいます。
trueにするとデスポーンを防ぐことができるので、特に理由がない限りは『true』にしましょう。
4.装備の設定
次に装備の設定をします。
装備できる箇所はHolding(利き手,右手)、Offhand(左手)、Head(頭)、Body(胴体)、Leg(膝)、Boot(足)の6か所になっています。
装備させたい箇所の隣の『S』を押すと、装備させるアイテムの設定画面が開きます。
Itemの項目から装備させるアイテムを選びますが、ちょっと種類が多いですね・・・。右にある『Filter』で装備させたいアイテムの名前の一部を入力して、候補を絞りましょう。
例えばダイヤモンドの剣を装備させたかったらFilterに『sword』と入力し、左枠から『diamond_sword』を選択しましょう。
また、モンスターが所持しているアイテムの性能も設定できます。
エンチャントの効果やドロップ確率だけ設定しておけば大体は良いでしょう。
- Name
- アイテム名の設定。項目はモンスターの名前の設定と同じ。
- Lore
- アイテムの説明文。特に色などは設定できない。
- Damage
- 既に何回使用してるか、を設定。アイテムの耐久値と同じ値にすると1回使うだけで壊れる。
- RepairCost
- 金床で修理する時に必要なレベル。
- Unbreakble
- trueで耐久度が無限。
- DropChance
- そのアイテムのドロップする確率。
- 100% Undamagedは100%新品の状態でドロップする。
- Stops Lootint Enchantmentはドロップ増加の効果を無効化する。ドロップ確率はモンスターの初期値による。
- Count
- 所持しているアイテムの個数。ドロップする時もその個数になる。
- CanPlaceOn
- そのアイテムを設置できるブロック。特に設定する必要ナシ
- CanDestroy
- そのアイテムで破壊できるブロック。特に設定する必要ナシ
- HideFlags
- アイテムのステータスを非表示にする。『S』をクリックし、非表示にしたい情報にチェックを入れよう。
- Enchantments
- エンチャント効果の設定。
- Modifires
- 追加効果。maxHealth(最大体力)、folowRange(索敵範囲、モブ限定)、knockbackResistance(ノックバック耐性)、movementSpeed(移動速度)、attackDamage(攻撃力)、armor(防御力)、armorToughness(耐久値)、attackSpeed(攻撃速度)、luck(運、ドロップ率、プレイヤー限定)が設定可能。
- モンスターの能力値は次の項目で設定できるので、Modifiresはあんまりいじらないほうが良い。
5.ステータス値の設定
一番右下の項目で、モンスターの能力値を設定することができます。
空欄だとそのモンスターの初期値になるので、設定したくない項目は空白にしておきましょう。
- Health
- 体力。maxHealth(最大体力)と同じ値に設定しよう。
- ハートの個数x2の値を入力しよう。
- maxHealth
- 最大体力。Healthと同じ値に設定しよう。
- ハートの個数x2の値を入力しよう。
- followRange
- 索敵範囲。単位はブロック。
- 索敵範囲内にプレイヤーが入るとモンスターが追いかける。
- 大体のモンスターの索敵範囲は16ブロック、ゾンビは40ブロック。
- knockbackResistance
- ノックバック(攻撃されると後ろへ吹き飛ばされること)しない確率。
- 0だと必ずノックバックし、1だとノックバックしない。
- ノックバックしない敵だと一方的に攻撃し続けることが一気に難しくなる。
- movementSpeed
- 移動速度。この値を約43倍にすると1秒間に進むブロック数になる。
- ゾンビの初期値は約0.23。movementSpeedを0.46にするとゾンビの2倍の速さになる。
- attackDamage
- 攻撃力。
- ハートの個数x2の値を入力しよう。
- armor
- 防具の防御力。
- 20でダイヤ防具フル装備と同じ防御力になる。特に設定する必要ナシ。
- armorToughness
- 防具の耐久値。特に設定する必要ナシ。
- spawnReinforcements
- 攻撃された時に分裂する確率。ゾンビ専用。
- 1で必ず分裂し、0で分裂しない。
- ゾンビの初期値は0.05(=5%の確率で分裂)。
- NoGravity
- trueにすると空中で浮くようになる。
- 落下しなくなるが、移動もできなくなる。場所を固定したい敵向け。
- Silent
- trueにすると声が出なくなる。
- Invulnerable
- trueにすると不死身になる。
- ダンジョンで倒せないお邪魔キャラにすると良さそう。
- クリエイティブのプレイヤーならダメージを与えて倒すことができる。
- Glowing
- trueにすると、常に発光のステータス効果が付与される。
- 発光の効果は壁越しでもそのモンスターが見えるというもの。
6.その他の設定
最後にその他で使えそうな項目を紹介します。
コマンドを実行して自作モンスターを召喚しよう
モンスターの設定をし終えたら、右上の青い枠にコマンド(/summon ~と書かれている長文)が表示されているので、それをコピーします。
大体の場合はチャット欄で実行できないほどコマンドが長くなっていると思うので、コマンドブロックを使って実行しましょう。
コマンドブロックを入手したら設置し、右クリックで設定画面を開きます。画面上部の黒い枠に先ほどコピーしたコマンドを、Ctrl+Vなどで貼り付けましょう。
そしてボタンやレバーを設置してオンにすると、モンスターが召喚されます!さあ自分の作ったモンスターと戦ってみましょう!
モンスターの例
パイセンも強いモンスターを作ってみたので、ぜひ試しに勝負してみてください。
例1ーゾンビキング
今回記事を書きながら作ったモンスターです。ノックバックせず、移動速度はゾンビよりも少し早いというシンプルな能力の設定ですが、装備次第ではとても強い敵です。
まとめ
今回はモンスターのステータス値や装備をいじっただけでしたが、コマンドをうまく使えば必殺技を使わせることもできちゃいます。配布マップのボスモンスターなどを参考にして作ってみてはいかがでしょうか。
1、2回ほどボスを作ったことがあるんですが、どんな技を作ろうか、とか考えるのが楽しかったですね。めちゃくちゃ大変ですが・・・。