どうも!パイセンです。
今回は『tp』コマンドの基礎的な使い方を解説していきます。
これを使いこなせば他の人のところへ一瞬でワープ出来たり、座標さえわかれば行きたいところへすぐに移動することができます。
とても便利なコマンドなので、簡単な使い方だけでも覚えておきましょう!
tpコマンドとは?
まずは、tpコマンドについてよく知らない人に説明しますね。
tpコマンドとは、プレイヤーなどを一瞬で移動させられるコマンドです。
例えば、『自分を○○さんのところへワープさせる』とか、『ある特定の座標まで一瞬で行く』ことができます。
シンプルなコマンドなので、使いこなせればとても便利です。
行先をプレイヤーなどで指定する場合
tpコマンドの構文
行先をプレイヤーで指定する場合、tpコマンドは次のように入力します。コマンドの実行方法は、チャットで発言する時と同じです。コマンドを入力して発言してみましょう。
とてもシンプルですね。『/(スラッシュ)』や半角スペースを入力し忘れないようにしましょう。
最初に移動させたい対象のプレイヤー名などを入力し、その次に行先のプレイヤー名を入力すればいいわけです。
コマンドの例
例えば、『Holly_Adm』という名前のプレイヤーを『ado_520』という名前のプレイヤーの場所へ移動させたい、というときはこう入力します。
もちろん Holly_Adm と ado_520を逆にすると、ado_520 が Holly_Adm のところへ移動してしまうので注意です。
ときどき入力する順番が分からなくなってしまうときは、『誰を』『どこに』移動させるか、と覚えておくと良いですよ!
セレクターを使うことも可能
もちろんコマンドなので、@aや@pなどのセレクターも使うことができます。
例えば、プレイヤー全員を自分の場所へ集合させたい時はこう入力しましょう。
@aは『全員』、@sが『コマンド実行者』という意味です。
移動させる対象がプレイヤー全員で、行先がこのコマンドを実行した人の所、ということになりますね。
行先を座標で指定する場合
また、移動先を座標で指定することも可能です。
tpコマンドの構文
こちらは移動する対象を入力した後に、X座標、Y座標、Z座標の値を入力する必要があります。
また、移動させる対象が自分の場合は、[移動させる対象]を省略して座標だけ入力することも可能です。
今いる座標を調べる方法
座標というのは、プレイヤーなどの位置を表す数値のことです。
Java版なら『F3』を押して表示されるデバッグ画面に、スマホやswitchなどのBEなら『設定→ゲーム→座標の表示』で現在いる座標を確認することができます。
左からX座標、Y座標、Z座標の値です。
絶対座標を使って移動する場合
同じ座標でも、絶対座標や相対座標などの3つに分けられるので、まずは『絶対座標を使った場合』を解説します。
ワールド座標とも言われる絶対座標は、前の項目『今いる座標を調べる方法』で調べた値のことです。
例えば、『/tp 2 0 -5』と入力すると、X=2、Y=0、Z=-5の座標へ移動することができます。
これは、プレイヤーの位置などによらず、常に一定の値です。緯度や経度に近い感じですね。
相対座標を使って移動する場合
次は相対座標、別名ローカル座標とも言われます。
座標の値の前に『~(チルダ)』を付けると、相対座標として扱われます。
これは現在のプレイヤーの位置が基準点となり、例えば『/tp ~1 ~0 ~-2』と入力すると、『現在いる場所からXは1だけ、Yはそのまま、Zは-2だけ移動する』ことができます。
少しわかりづらいですね。画像を用意してみました。実際にコマンドを入力しながらやってみると理解しやすいです。
X,Y,Zが(0,0,0)の時から、まず『/tp ~1 ~ ~-2』を実行して、Xは1だけ、Yはそのまま、Zは-2だけ移動しています。
つまり、移動後の座標は(1,0,-2)になっています。結果だけなら絶対座標を使った時と変わりませんね。
ですが、次は(1,0,-2)にいる状態で『/tp ~-3 ~ ~5』と入力しました。
これが絶対座標なら、移動後の座標は(-3,0,5)となりますね。しかし、今回は座標の値の前に『~(チルダ)』が付いているので、相対座標を使っています。
現在の位置である(1,0,-2)から、Xは-3だけ、Yはそのまま、Zは5だけ移動しています。
Xは1-3=-2、Yは変化無し、Zは-2+5=3、つまり、移動後の座標は(-2,0,3)となります。
絶対座標はどこにいても絶対に入力した座標へ移動しますが、相対座標は現在いる場所によって移動先が異なる、という違いがあります。
相対座標(視線基準)を使って移動する場合
3つ目は同じく相対座標なのですが、『視線を基準にした』座標になっています。
こちらは座標の値の前に『^(キャロット)』を入力すると、視線基準の相対座標として扱われます。
プレイヤーの視線に対して横へ垂直なのがX座標、縦へ垂直なのがY座標、プレイヤーの視線がZ座標として扱います。
これも文字だけだとわかりづらいので、画像を用意しました。
赤がX、緑がY、青がZのプラス方向になっています。
例えば『/tp ^ ^ ^5』を実行すると、視線の向いている方向へ5ブロック分進みます。実際にいろいろと値を変えてコマンドを実行してみるとわかりやすいので試してみてください。
まとめ
以上、tpコマンドの使い方講座・基礎編でした。移動する時、遠ければ遠いほどこのtpコマンドが大活躍するので、ぜひ使いこなせるようにしましょう!
そういえば、前に粒子をテレポートさせる実験が成功しましたね。
人間ほどの大きさでテレポートできるのは一体いつになるでしょう・・・。